タイ保健省が2月14日のバレンタインデーにコンドーム6000万個無料配布を行うようです。
無料配布する理由としては、バレンタインデーに性行為を行う若者のカップルが多くなるという予想からだそうです。
この無料配布に使用される6000万個という膨大なコンドームを購入する費用はなんと6700万バーツ、日本円にして1億6900万円です。
また、性行為を行う若者が増えると当然、考えなければならないのは性感染症や避妊です。今回の無料配布は貧富の差が大きいタイならではのことでしょう。タイはバンコクを中心に経済発展が著しい国でもありますが、経済発展と切っても切り離せない貧富の差という問題も深刻化しているのが現状です。
タイには旅行でなんどが行ったことがありますが、バンコク市内でも裕福な人とそうでない人の差が実際には相当ありましたし、昨年の洪水による被害で、貧困層の方たちにとってはかなり打撃が大きく、特に工場などで働いている方それが顕著にでているようです。
タイに工場などの拠点に置く企業も今回の洪水災害の影響もあり、撤退する企業や未だ完全には回復していないようです。
こういった経済的にも難しい状況からタイが国を上げて今回のコンドーム6000万個の無料配布を行ったのでしょう。中国や、ブラジルなどの経済発展が著しい国もこういった活動をして少しでもHIVや性感染症の被害を食い止めてもらいたいものです。